helmut lang 。1998年製のHelmut Langデニムです。当時のヘルムート・ラングは、ミニマルでありながら機能的、構築的でありながら実用的という、今見ても古びない服作りを行っていました。このデニムもその哲学に沿った一本です。シルエットはストレートに近く、やや細身。無駄のないラインとバランスで、着る人を選ばず、それでいてしっかりと“Langらしさ”を感じられる設計です。ヒゲやハチノスのあたり、全体に走る縦落ちも美しく、穿き込まれてきた過程がそのまま表れています。加工では出せない、使われてきたデニムならではの雰囲気があります。派手さはありませんが、手に取ってみると、細部にまで考え抜かれたデザインや生地感に気づくと思います。いわゆる“名作”として語られる理由が、実物を通してじんわり伝わる一本です。【実寸(平置き)】・ウエスト:約37cm・股上:約28cm・股下:約71cm・裾幅:約19cmただ古いから価値があるんじゃないんですよね。このデニムは、“1998年にHelmut Langが見ていた未来”そのものなんだと思います。アーカイブに価値を見出せる方、今この色落ちの意味がわかる方にこそ、ぜひ手に取ってほしい。